本格ミステリーを楽しむ法

昨夜は警報が出ずにホッとしていたら、九州は酷いことになっていて、亡くなった方までおられるという。被害にあって、今も救助を待っている人がたくさんおられるのだろう。お見舞い申し上げます。

夜は、鮎川哲也の『本格ミステリーを楽しむ法』という、タイトルと中身の一致していない本を、ちびりちびりと読むことにしている(何度目だろう、読むのは)。老眼が進んで、寝る前の読書が本当にキツくなってきた。この楽しみも、味わえなくなる日が来るのだろうか。

f:id:x001it:20200704210954j:plain

 

美食探偵 明智五郎

いわゆる春ドラマで、コロナにも負けず、当初想定のスケジュールに最も近く放送できたのって、これくらいじゃなかったろうか。スタッフ、キャストはすごいと思う。で、探偵モノだし、中村倫也北村有起哉と、好みの俳優が二人も出ていたら、見ないわけにはいかないだろうってんで見てたんだが、美食のうんちくが毎回出てくるわけでなし、美食と事件に関わりも感じられず、なんで明智五郎なんて名前なのかも分からず、まぁ、お話は大したことなかった。て言うか、小池栄子のメイクを見るたびに笑えて仕方なかった。あれって、どうなんだろう。

f:id:x001it:20200702223637j:plain

 

クマゼミ、鳴く

朝、仕事に行って、隣の公園でクマゼミの鳴くのを聞いた日にゃ、絶望感が押し寄せてきたね。あぁ、この季節が来てしまったかと。昔はニイニイゼミアブラゼミクマゼミと来てツクツクホーシで締めたもんだが、今や、いきなりクマゼミだもの、温暖化が憎らしい。

f:id:x001it:20200701222756j:plain

 

じゃじゃ降り

そりゃ梅雨ですからね、雨が降るのは仕方ない。酷い降り方だって、警報さえ出なきゃ構わない。でもね、私が外勤するときに限って、じゃじゃ降りになるのはやめてくれんか。あの絶妙な嫌がらせは何だ。

f:id:x001it:20200630222549j:plain

 

映画と演劇

小笠原正勝『映画と演劇 ポスターデザインワークの50年: 知られざる仕事師の全仕事』は、これも見たことある、これも知ってると、ページをぐいぐい捲っていくわけだが、デザイン自体は、実はさほど好みではなかったりする。映画のポスターは、レコードジャケットと違って、タイトルはもちろん、キャスト、スタッフ、キャッチコピーと盛り込まなきゃいけない要素が多いのは分かるんだが、ちょいとうるさすぎる。色遣いも含めて、もっとスッキリできませんか? という気になってしまう。まぁ、目立たなきゃいけないものだから、仕方ないんだけれども。

f:id:x001it:20200629205044j:plain

 

老人Z

録画してあった『ミス・シャーロック』が、あまりにもつまらなかった(ホームズとワトソンを女にしてみましたーってだけで、それ以外には何もない)ので、『老人Z』を見て口直し。30年近く前の映画かと思うと、自分も随分と歳食ったなぁとゾッとする。面白い映画なんだけど、浮きまくった音楽だけはいただけない。大友克洋の題字以上に酷い。

f:id:x001it:20200628182812j:plain