昨夜は警報が出ずにホッとしていたら、九州は酷いことになっていて、亡くなった方までおられるという。被害にあって、今も救助を待っている人がたくさんおられるのだろう。お見舞い申し上げます。
夜は、鮎川哲也の『本格ミステリーを楽しむ法』という、タイトルと中身の一致していない本を、ちびりちびりと読むことにしている(何度目だろう、読むのは)。老眼が進んで、寝る前の読書が本当にキツくなってきた。この楽しみも、味わえなくなる日が来るのだろうか。
やっとのことで一週間が終わったが、よく降る雨だな、まったく。夜中が一番降るっていうんだが、くれぐれも警報なんぞ出さぬように。
そりゃ梅雨ですからね、雨が降るのは仕方ない。酷い降り方だって、警報さえ出なきゃ構わない。でもね、私が外勤するときに限って、じゃじゃ降りになるのはやめてくれんか。あの絶妙な嫌がらせは何だ。
小笠原正勝『映画と演劇 ポスターデザインワークの50年: 知られざる仕事師の全仕事』は、これも見たことある、これも知ってると、ページをぐいぐい捲っていくわけだが、デザイン自体は、実はさほど好みではなかったりする。映画のポスターは、レコードジャケットと違って、タイトルはもちろん、キャスト、スタッフ、キャッチコピーと盛り込まなきゃいけない要素が多いのは分かるんだが、ちょいとうるさすぎる。色遣いも含めて、もっとスッキリできませんか? という気になってしまう。まぁ、目立たなきゃいけないものだから、仕方ないんだけれども。