死者は空中を歩く

名著『本格ミステリ・フラッシュバック』で紹介されてる本のうち、気になったのを読んでみようということで、まず一冊目は赤川次郎『死者は空中を歩く』。まぁ、赤川次郎なんで、真面目に読んだら腹が立つというのは分かっている。軽く読めばいいんだな、とは思ったが、それでも、かなりつらい。犯人はバレバレだし、メインのトリックは「そんなんでいいのか?」てな具合だし、登場人物達にも、あんまり感情移入できん。これは失敗だったかしら。最大の謎は表紙の絵だ。これ、誰?

半村良

『日本SF傑作選6 半村良』 良かった。平井和正に次いで良かった。結局、あんまりSFっぽくないの(「光線銃」と書いて「レイガン」とルビをふるようなのじゃないの)が好きなのかな、私は。それにしても、『戦国自衛隊』が、こんなに短い話だったとは。また、映画を見たくなっちゃった。

家族旅行

金曜から一泊二日で三谷温泉に行ってきた。毎年、ナガシマスパーランドに行っているのだが、今年は息子のサッカーの試合とかち合ってしまってホテルが取れなかったので、ラグーナテンボスになったのである。ナガシマに比べると小さいが、こんなもんで十分だ。

泊まったのは平野屋という旅館。それなりに古い旅館を、頑張ってあちこち直して綺麗にしてるみたいで、なかなかよろしい。しかし、古いままのところにも風情があって、ローマ風呂と洞窟風呂という謎の施設が。特に洞窟風呂なんてものは、どうして、こんなものを作ろうと思ったのか、コンセプトが謎すぎる。

部屋からは巨大(18.78m)な弘法大師像が見えて、なかなかに気持ち悪い。朝になっら、光の加減か、少し近付いてきてる気もして、更に気持ち悪い。

帰りは、デカいサービスエリアに全部寄ってみた。刈谷ハイウェイオアシスってのは、デカいところだった。ただ、トイレは全然デラックスじゃなかったぞ(女性用はいいのかもしれないが)。土産物コーナーに、もっとご当地キャラクターの変な商品を置いてくれれば、もっと笑えるのだが。

来年は息子も中学生、こんなふうに家族旅行するのは、今年で最後かも知れんなぁ。