ラブカは静かに弓を持つ

久々にゆっくりできるぞと思ったら、朝にたたき起こされて、息子を学校に送っていけと言われた。母子揃ってバスの時刻表を見誤ったらしい(土曜ダイヤなのに平日ダイヤを見てたんだと)。間抜けのケツを拭かされるのは、いつも私だ。送ってやるのはやぶさかではないが、こういう時、一番死にたくなる。

毎週土曜の京都新聞朝刊には、2面使って本を紹介するコーナーがあって、面白そうな本を探すのに重宝している。安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』も、そこで見つけた一冊。ミステリではないけれど、面白く読んだ。登場人物の一人である女子大生は堀田真由のイメージで脳内再生された。