獄門島

昨夜は選挙の番組ばっかりだった。あんなもん誰が嬉しがって見るんだろう。選挙前に各候補者の主張だのなんだのを放送しまくるってんならともかく、投票してしまえば、後はもう何をどうすることもできないんだから、長時間生放送することに何の意味もない。つくづくマスコミってバカばっかりなんだなぁと思う。

というわけで、録画しておいたNHK版『獄門島』を見た。5年経って、やっと地上波でやってくれた。うちのテレビは地上波しか受け付けんのだ。ディオと化す金田一以外に、特に見るべきところはないように思う(ラストの早苗とのシーンくらいか)。とにかく絵が美しくない。市川崑の『獄門島』が、お話がサイテーなのに見られるのは、大原麗子がキレイなこと以外に、圧倒的に画面が美しいからだ。そりゃ予算が違うのかもしれないが、レイアウトだのなんだのは美的センスの問題だと思う。市川崑が絵描きだったのが主たる要因ではあるのだろうけれど、今回のシナリオを、ああいう美的センスでまとめてくれたら、もう少しナントカなったんではないだろうか。

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