哀しき完全犯罪

この蒸し暑さの中、とうとう蝉の声を聞いてしまった。ああ、鬱陶しい。せめてヒグラシの声なら良かったのに、京都市内に、そんな奴はいないのである(山の方ならいるけれど)。

「哀しき完全犯罪」は、倒叙モノの面白さというか醍醐味というか、そういったものが全然ない。つまり、『古畑任三郎』の1エピソードとしてやるべき話ではないということ。第3シーズンにもなれば、いろいろ趣向を凝らしたいのかもしれないけれど、大前提として押さえておくべきところを放ったらかしてはダメだ。

f:id:x001it:20210708200049j:plain