最近レトロソフビの沼にハマって酷いことになっている私だが、大学生の頃は、バイトを始めて、少々自由になる金が増えたので、バンダイのウルトラ怪獣シリーズを少しずつ買っていた。なにしろ、昔はレトロソフビなんぞというものがこの世にあることも知らなかったし、多分知っていても、その魅力にもピンと来ていなかったろう。
一番お世話になったのは、七条御前の「あさだ」。今でも現役バリバリの店だが、何故か旧型のものも大量に置いてあった。大将軍にあったABC……ナントカって名前の店でも、よく買った（この店は、もうない）。他には、千本今出川の「西田屋」や新大宮商店街の「だるまや」（この店も、もうない）にも行った。昔ながらの個人商店で、ネットなんてものがなかった時代、夢のような場所だった。
欲しいものを手に入れるってだけなら、ネットの方が便利だし確実だけど、実店舗に探しに行くワクワク感ってものは、何物にも代えがたいものがあったなぁと思う。
