欺瞞の殺意

空は晴れても心は晴れぬ。

深木章子『欺瞞の殺意』は、やりたいことは分かるんだけど、形に出来ませんでしたね、という感じ。誰が誰だか分からんままに書簡に移り、この書簡がダラダラと読みづらくて投げ出したくなる。作品の仕掛けを楽しむために、ここまで我慢しなきゃいけませんか、という気になる(そして、我慢に見合うだけの驚きは得られない)。

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