月曜日のユカ

昼過ぎには熱も36度台に下がり、腹痛も随分治まった。

中平康監督の『月曜日のユカ』加賀まりこというと、我々の世代には、ただの口汚いババァというだけなのだが、この映画が作られた当時(1964年)は違ったんだろう。あんまり日本にはいないタイプの女優だったんだろうし、若かったんだろうし、親父は大映のプロデューサーだし、まぁ、ただのいけ好かない女だって感じもするんだが、その加賀を撮りたかっただけって映画。白痴の話を延々と見せられても、こっちはイライラするだけだし、それを帳消しにするほどの映像的快感もない。オシャレな映画だって言うから期待してたんだが、てんでダメ。唯一の救いは、黛敏郎の音楽。

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