ヒルダよ眠れ

せっかくの休みだったのだが、朝から親父がどえらい怪我をしてくれて、病院に付き添ったりで夕方まで潰れた。運命は何故私をそっとしておいてくれないのだろう。

「俺はな、うっとうしいやっかい事に、頭のてっぺんから爪先までまとわりつかれた運のない男なんだよ。いってみれば、ノミに体中たかられた犬みたいなもんだ。いつでも後足で体を掻いていなきゃならない。だけどな、ノミが一匹もいなくなったら、俺は犬だってことを忘れるだろうよ」

アンドリュウ・ガーヴ『ヒルダよ眠れ』は、すいすい読めたけれど、そんなに面白い話ではなかった。なんかラストのやっつけ感が凄いんだもの。

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