辛口! JAZZ名盤1001

高校野球のせいで、今週も仮面にライダーを見られない。ツイッターでネタバレがいっぱい上がって来るし、実に何とも腹立たしい。野球なんか、夜のスポーツニュースで見りゃいいじゃねえか。

寺島靖国『辛口! JAZZ名盤1001』を久しぶりに読んだが、やっぱり、あまり参考にならない。この人は、エッセイは上手いんだが、こういうのはダメだ。「この曲が好きだ」だけで1001枚ものアルバムについて書き分けて紹介できるわけがないし、好きなアルバムを並べただけで1冊の本ができるなんて甘いことを考えた編集者は馬鹿だと思う。章立てにも何の意味も工夫もなく、「いつでも座右に置きたいマドンナ盤」と「棺桶にも入れたい究極の愛聴盤」の違いは何なのかサッパリ分からない。唯一、世間で名盤とされているアルバムを貶した「どこがいい!? 摩訶不思議な激情盤」だけが面白くなる可能性のあった章。ここだけ独立させて、1枚当たりの文字数を増やして書かせた方が絶対良かったのに。

 

というようなことを考えながら休日は過ぎてゆく。暑すぎてどこへも行く気にならず、そもそも行先なんて、どこにもない。明日も休みを取っているが、銀行に行かなくちゃ、という以外に用事もない。ツマラン人生だな、と、つくづくイヤになる。

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