マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー

ゲテモノを聞くシリーズ。フリージャズである。ジャズを聴き始めて20年近く、いろいろ聞いてはみたけれど、フリージャズという奴だけは分からない。これは音楽なのだろうか。少なくとも聞いて気持ち良いものではない。私は音楽を聞いて悩みたいわけでも哲学したいわけでもないので、まったく好みのジャンルではない。ハッキリ言って、エンターテイナーの仕事ではなく、ひとりよがりの俺様オナニーとしか思えない。で、この『マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー』、なんとなく売り飛ばしてしまうには躊躇う部分もある。無茶苦茶なのはアイラーだけで、バックは普通だし、スタンダードばかりだし、そんなにしょっちゅう聞きたいわけじゃないけれど、棚の中に存在するくらい許してやってもいいかな、というような。我ながら、ちょっと微妙だ。

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