散歩

寺島靖国の『痛快! JAZZある記』を読んでいるから、というわけではないのだが、思い立って、繁華街へ出た。もともと出不精なうえ、体調が悪いのだが、さすがに寝てばかりいると気が滅入るので、まずはJEUGIA三条店へ。以前にも増してCDの数が減っている気がして、時間を潰すことすらままならず。

すぐに店を出て、新京極を南下。随分と店も入れ替わったなぁとか思いつつ(そりゃ、こんなとこ歩くの何年ぶりだか分からんくらいだから当然か)、タワーレコードへ。売り場は、こんなに狭かったろうか。ただでさえ京都には大型レコード店がないのに、この体たらくでは……。まぁ、実店舗で買い物するなんて物好きは、ほとんど絶滅してるんだろうなぁ。

なんか悲しくなりつつ、四条通を西へ向かってジュンク堂に寄る。ここは、あんまり変わらない。悲しいのは、老眼が進んで立ち読みができなくなったこと。エラリー・クイーンの新訳とか興味のある本はいくつかあるのだが、さすがに買い直す気にはならない。

久しぶりに本屋の雰囲気を満喫して、四条烏丸JEUGIAへ行ったら、1階がカフェになってて、売り場は地下に追いやられてた。しかも、本やら雑貨やらと一緒くたに押し込められていて、レコード屋の絶滅までほとんど時間はないのだろうと実感。「HIS MASTERS VOICE」のパーカーがいいなと思ったが、Sサイズしかなかったので手ぶらで出る。

烏丸通りを北上、以前なら新風館に寄ったりもしたが、今では影も形もないので、大垣書店を冷やかした後、てくてくと二条駅近くの大阪満マルまで歩いてきて昼飯。ビール2杯に串カツ5本食って1,200円。たまには、こんな贅沢もいいだろう。

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