ぼくのミステリ・クロニクル

戸川安宣『ぼくのミステリ・クロニクル』
なるほど、この本は「伝記」コーナーに置かれるのか。まぁ、そりゃそうかもしれんが、伝記って言われると、昔、ポプラ社で読んだエジソンとかを思い出すんだが。それに、これは「ミステリ」のコーナーに置かなきゃダメでしょ。それはともかく、内容については、本屋さんをやる話は面白かったが、その他がイマイチ。編集者時代の話とか、他の出版社との関係とか、こんな売り方をしたのだぞとか、作家さんたちの話とか、そのあたりをもっと面白く読ませてくれるのかと期待していたのだが、幼少期の読書体験なんぞ、別に読みたくもなく、というわけで、つまらん本だった。