ザ・サウンド

スタン・ゲッツの『ザ・サウンド』を中古で買った。ゲッツの最高傑作と言われながら、権利関係がややこしいのか、まるでCDにならなかった幻の名盤。今から10年以上前に、世界初、オリジナルフォーマットでのCD化が実現したが、紙ジャケ嫌いの私は買わなかったのだ。どうせ、すぐプラケースで出るだろうと思ったし。しかし、待てど暮らせど、そんな気配は一向になく、とうとう中古で買ってしまった。というわけで、これから堪能しようと思うのだが、これをゲットしてしまった今、気になっているジャズのアルバムというのは、1枚もなくなってしまった。満足したような、寂しいような、妙な気分である。