多忙

息子の英語教室(っていうか、お遊戯レベルだがな)の発表会ってのも、今年で3回目だが、相変わらず段取りの悪さに辟易する。いくら英語が話せたからって、イベントひとつマトモに開催できないってのは、社会人としてダメだろう。

メイスン『矢の家』読了。こんな古典を今頃読んでいるのです、恥ずかしい。で、推理小説好きなら一度は目にするこのタイトル、実際に読んでみると、全然大したことはない。さすがに歴史の彼方に消えていっただけのことはある。感動したのは、図書館が貸してくれたのが、昭和31年初版の創元社の世界推理小説全集版だったこと。この独特の判型が素晴らしい。

続いて、深水黎一郎『ミステリー・アリーナ』読了。今年の本格ミステリ・ベスト1作品。一気読みしちゃう面白さだが、これが本格ベスト1かと思うと、なんか、いろいろ考えてしまう。まぁ、風格ってもんはないです。別になくてもいいですが、こういう方向にしか、本格の未来はないのかしら。