ドランクモンキー 酔拳

親父がインフルエンザなんで、引き続き隔離・幽閉されている私だが、イズミヤに買い物に行くから車を出せと言う指令はいつもどおりに出るのである。自由を完全に奪われ、運転・荷物持ちの時だけ部屋から出してもらえるなんて、こんな酷い話がありますか。

何をトチ狂ったか、関西テレビが『ドランクモンキー 酔拳』を夜中に放送。しかも、あの小松方正吹替版(これレンタルじゃ見られんのよね)という嬉しいもの。素晴らしい、実に素晴らしい。夜中の映画はこうでなくてはいかん。当然録画して視聴。久しぶりに聞いたなぁ、カンフージョン。

そして、三谷幸喜脚本の『オリエント急行殺人事件』を、2夜分、一気見。野村萬斎は、なんであんなにけったいな演技をしているのだ? まぁ、ポアロの(アルバート・フィニーの)雰囲気を出そうってんだろうが、他の役者との温度差がキツ過ぎる。それにしても、草笛光子の存在感は圧倒的。あの作り物の世界観をたった一人で支えてる。それと、映画でイングリッド・バーグマンが演じた役を八木亜希子に振るあたり、三谷の八木愛が素晴らしい。それなりに面白くはあったんだが、これって、こんなに長時間、二回に分けて、三谷幸喜が書く必要があったのか? 第二夜がオリジナル構成ってことだが、「まぁ、こうでしょうね」って感じの出来でしかなくて、肩透かしもいいところ。オリジナル要素なんか、そんなにぶち込める訳はないし、コメディ要素なんて当然増量できないんだから、企画として間違ってたんじゃないのか。なんで、今、オリエント急行? ってのが、そもそも、よく分からんし。