白夜行

妻子が実家から持ち帰ったインフルエンザが父にうつった。次に倒れるのは母か。私は別の部屋に隔離されている。普通、病人の方を隔離するだろ?

というわけで、隔離された部屋で、録画しておいた『白夜行』を見た。そもそも原作からして「子供が酷い目にあう」「レイプ」と私の嫌いなものだけで構成されたような作品で、全然楽しめなかったのだが、映画も酷い。辛気臭いし、陰鬱だし、まぁ、それは作品の雰囲気だから仕方ないにしても、台詞が全然聞き取れない。全員がぼそぼそ喋ってて、何を言ってるのかサッパリ分からない。ああいうのをリアルだとかなんだとか言う輩もいるようだが、台詞が聞き取れないってのは、録音技術が悪いのか、役者が下手なのか、演出がイモなのか、その全部なのか、とにかく駄作の条件である。これも見事な駄作であった。ハヤタと東光太郎が並んで立ってるところが笑えただけ。