笑っていいとも終了

『笑っていいとも』が終わるということで、世の中は大騒ぎである。もうタモリは国民的スターである。私にとって、タモリは『今夜は最高』の人なのであって、お天道様の下で、楽しく遊んでるようなタレントではないのだが。あの番組が始まった当時は、タモリが昼の番組なんて、と誰もが思っていたし、サングラスなんて怪しからん!ということで、普通のメガネをかけさせられたりしてたのに。まさか、こんな騒ぎになるような番組になろうとは。大衆というのは実にいい加減なものだ。でも、実際のところ、大した内容の番組じゃなかったのだから、「継続は力なり」以外の何物でもないということは、言っておかなくてはならないと思う。それと、昼間にテレビ見てる暇な奴って、案外多いのだな、ということも。

夜はグランドフィナーレとかで、なんやかんややってたみたいだが、私は「日本一の最低男」の部分だけ見た。セットもなく、イスすらもなく、さんまとタモリが立ち話、ただ喋ってるだけという、このコーナーだけ、昔(中学、高校の頃か)は楽しく見ていたものだった。懐かしいなぁ、と思って見ていたが、SMAP中居が空気も読まず客席からモノを言ったりするのに閉口し、ダウンタウンウンナンとんねるず(私は昔から、とんねるずが嫌いだ。画面に映ると虫唾が走る)が出てきたあたりでチャンネルを変えた。

先週に続いて『ダブルフェイス』、後編の「偽装警察編」をやっていた。元が香港ノワールなので、何の救いもない展開に、またまた重苦しい気持ちにさせられた。ついさっきまで、さんまとタモリの雑談を見てたのに、このギャップはなんなんだ。