重苦しい作品二つ

小栗虫太郎「後光殺人事件」「白蟻」「聖アレキセイ寺院の惨劇」を立て続けに読む。やっぱりダメ。さっき読んだばかりなのに、どんな話だったか、あんまり記憶に残らない。読みにくいし、そもそも事件と解決を描くことに、何の重きも置いていないんじゃないか、この人。ということは、つまり、推理小説としてダメだってことですよ。

お口直しに、先日録画しておいた『ダブルフェイス〜潜入捜査編』を見る。『インファナル・アフェア』の翻案やけど、なかなかの見応え。ずっしり重くて、口直しにはちょっと……と思ったが、なかなか楽しめた。

続いて辻村深月『水底フェスタ』読了。面白かったけど、これまた重苦しい。教えて千街サン!も罪なもん薦めてくれるなぁ。連続で重いものを味わって、明日、ちゃんと仕事に行けるやろか。