昼休みに本屋で『別冊映画秘宝 新世紀怪獣映画読本』を見たのだが……どうもなぁ。まず、薄い。物理的にね。そして中身については、ほとんどが『パシフィック・リム』絡みで、それだけで一冊もたせようってのが、ダメ企画。ここ最近の別冊映画秘宝や映画秘宝EX（違いはよく分からんが）は、企画もイマイチやし、ライターにも力のある人がいないしで（今、ちゃんと書けるのってギンティ小林くらいじゃないか）、食指が動かなくて困る。悪趣味ビデオ学シリーズ以外に「おおっ！」ってのがないからなぁ。横に並んでた『語れ！平成仮面ライダー』の方がずっと面白いぞ。安いし。
今夜のKBS京都「中島貞夫の邦画指定席」は、雷蔵、勝新のミュージカル時代劇『花くらべ狸道中』だった。先週は『てなもんや三度笠』（脚本が野上龍雄ってのにビックリした）。相変わらず飛ばすなぁ。
小森健太朗『大相撲殺人事件』読了。いやぁアホな話やった。なんや妙に暗さを感じるし、スッキリせんし、大して面白くもなかったけど。小森作品で楽しもうというのが、そもそもの間違いか。
