11人目のストライカーを見た

我ながら先週はとても頑張って仕事をしたのである。なにしろ周りにいる連中には全然やる気ないし使えないし「己に恃む。それが超人だ!」なんて言う気はさらさらないけれど,とにかく一人でやらなきゃどうしようもない状態だったのである。隣の人間に自分の分まで仕事させといて,ボーッと一日座ってられる神経ってすごいね。
で,土日くらい休もうというわけにもいかず,クソガキを連れて『名探偵コナン 11人目のストライカー』を見てきたのだった。初日で,しかもTOHOシネマズデイとやらで1000円だったので超満員。『クレヨンしんちゃん』も『SPEC』もやってた(『貞子3D』のポスターが貼ってあったけど,タイトルは『とびだす貞子』の方が面白そうなのに)から,映画館自体が大入り満員なのである。祇園で悲惨な事件があった直後だから,花見やら屋外イベントやらを敬遠したのかしら。
それにしても『名探偵コナン』の犯人は(前作『沈黙の15分』もそうだったけれど),ド素人の単独犯のくせに,何故あんな大掛かりな事件を起こせるのだろうか。劇場版だから派手に,というのは分かるけれど,いくらなんでも無理があるんじゃないの?それに少年探偵団の諸君も無茶しすぎ。感動のゴレンジャーストームもいいけどさ。ラスト,警察にどう説明したんだろうか。
まぁ,そんな突っ込みは野暮なんでしょうけれど。突っ込むのならJリーガーの演技か。いくら素人だからって,毎度恒例の小学館アフレコ体験者(小学生)より酷いのだからたまったもんじゃない。どーでもいいシーンなら我慢できるけれど,ひとつ大事なシーンで流れる台詞があるのだよ。あれは何とかならんかったのだろうか。