3年半いた職場を去ることになった。去ると言ったって，新職場はすぐ近くだし，しばらくは引継でうろうろするから，そんなに深刻なイメージではないんだけれど，今までの異動とは，やはり少し違う感慨がある。それは，休職後，復帰して初めての職場だったからだろう。今でも完治したわけではないが，当時は殆ど出勤できず，しても何の役にも立たずで，それは酷い状況だった。自分は一体どうなってしまったんだと愕然とした。いろんなことを考えながら過ごした。3年半は，そんなに長い期間ではない（以前には6年やら5年やら在籍した職場もあったから）が，どの職場よりも長かった気がする。いろんな想いの詰まった職場だっただけに，本音を言えば，あと1年か2年くらいいたかったなと思う。環境もよかった。空調は好き放題，トイレはウォシュレット。こんな職場，ほかにはない。新職場は本庁舎で，しかも私の行く職場は異様に寒い。というより冷たい。足からズンズン冷える。仕事でスケートリンク上にスニーカーに毛が生えたようなスノーブーツで立ったことがあるが，あの感覚に限りなく近い。なにしろ部屋の外の方が暖かいのだ。どうしたもんかな。
