寄り道

◆なんだかんだで気分は低空飛行を続けているわけですが,自分でも鬱陶しいので寄り道して帰ることにしました。寄り道ったって河原町三条を西に向かっていくだけなんですがね。
◆まずはJEUGIA。ジャズ輸入盤のコーナーを見る。Heikki Sarmantoの“Counterbalance”ってアルバムが気になる。メンバーは,Heikki Sarmanto(Fender Rhodes),Craig Herndon(ds),Lance Gunderson(g),Juhani Aaltonen(fl),Pekka Sarmanto(b)。全然知らない。経済的に困窮している私としては,その場で即買い!なんてわけにはいかず,帰宅してからネットで情報を収集することにして店を去る。
◆次はヴィレッジヴァンガードを冷やかす。【積みフィギュア】ショッカーマニアってのが,かなりツボ。うっかり買いかけたが,子供に無茶苦茶にされるのが目に見えたので断念。
◆最後は大垣書店でほっこり。講談社現代新書の表紙のデザイン変更で,中山康樹の『マイルス・デイヴィス』も衣替え。悔しい。以前のデザインは私好みじゃなかったのよね(でも好きな人なら大好きなデザインだと思う)。『本格ミステリ・ベスト10』『このミステリーがすごい!』が仲良く売られていた。その間に挟まってた『本格ミステリー・ワールド2009』ってのが笑える。監修:島田荘司!読者に勧める黄金の本格ミステリー(小森健太朗×つずみ綾×二階堂黎人)!笠井潔×小森健太朗島田荘司×綾辻行人の2大対談!定価1,260円!……もう,なんだか怪しい古代遺跡みたいな本だな,これは。おまけに強気の価格設定。同じくらいの厚さの『このミス』なんか500円だぞ。
◆で,帰ってきてネットでCDの調査。曰く,“フィンランド重鎮ピアニストによる1971年作。フェンダーローズの美しい音色とフルートの奏でるメロディ,控えめなギターによる繊細なアンサンブル感覚が魅力の一枚。単純に言えばジャズロック/フュージョン系の括りになるんでしょうが,他のそれらにはあまり見られないグループとしてのまとまりや電子楽器も交えてのふんわりとしたハーモニーなど,端整な作りのサウンドが良い感じ”らしい。でも,どのサイトでも試聴できない。HMVだと2,930円,Amazonだと1,617円ってどういうこと?う〜ん,迷うなぁ,こいつぁ。聞いたことある!とか,このアルバムに似てるんじゃないか?とか情報お持ちの方,教えてください。