◆毎月21日は図書館でスイングジャーナルを読む日である。マニアックすぎて楽しんで読める部分なんて殆ど無いのだけれど,不思議とジャズを聞きたくなったりオーディオのいい奴が欲しくなったりするんである。まぁいいオーディオなんて街中に住む貧乏人である私には無用の長物ですけどね。
◆ジャズの新譜に殆ど興味の無い私は,復刻盤情報を見るのだが,またまたブルーノートの超有名盤をルディ・ヴァン・ゲルダーがリマスターするなんて記事が載っている。音質って,そんなに変わるもんなんだろうか。それこそいいオーディオで大音量で聞いたら違いも歴然なんだろうけれど,一般庶民にゃ大して嬉しくない情報だ。既に持ってる超有名盤の音質向上盤がグッと安く再発されるなんて,嬉しくないどころか腹立たしい。
◆ムカムカしながらページを繰ると,今度はモード・レーベルのアルバムが復刻されるとのこと。こいつはマニアックだ。なにしろ全部で30枚くらいしかレコードを作らず1年で潰れた会社ですからね。しかも再発するのは超有名盤『リッチー・カミューカ・カルテット』なんてものじゃなく,『エディ・コスタ・クインテット』など4枚(ここ見てね→http://www.muzak.co.jp/news/2007/05/)。4枚って少なさがよく分からんが,ブルーノートの再発に比べれば,ずっと意義があると思う。うち1枚が『ジ・エクスハーマナイツ』といって,ビル・ハリス(tb),テリー・ギブス(vib),ルー・レヴィ(p),レッド・ミッチェル(b),スタン・リーヴィー(ds)の変なクインテット。トロンボーンとヴァイブって珍しいなぁ,例によってジャケットもいいじゃんと久しぶりに食指を動かしかけたが,こいつが紙ジャケットなんだな。俺はなぁ,紙ジャケットが嫌いだと言っておろうが!仕方ないのでアマゾンで輸入盤(おなじみVSOP再発盤)を発注。あぁ,また買ってしまった……
モードレーベルの作品群(分かるだけ載せちゃる!)
- ウエスト・コースト 1957 〜MODE JAZZ Lounge(これはオトクなコンピ)
- ジ・エクスハーマナイツ
- メル・ルイス・セクステット
- エディ・コスタ・クインテット
- エイト・バイ・エイト
- ペッパー・アダムス・クインテット
- バーニー・ニーロウ・トリオ
- ハービー・ハーパー・セクステット
- マーティ・ペイチ・トリオ
- ジョアン・グラウアー・トリオ
- ヴィクター・フェルドマン・オン・ヴァイブス
- リッチー・カミューカ・カルテット
- コンテ・カンドリ・カルテット
- ウォーン・マーシュ・カルテット
- ジョイ・ブライアン・シングス
- ラッキー・ルーシー・アン
- デライトフル・ドリス・ドリュー
- パラダイス
- Frank Rosolino Quintet
- Flute Fraternity
- The Wind
- Jazz Band Ball