ジャズ・コレクション

昨夜のヒロイン

◆思い立ってジャズのCDの枚数を数えてみた。304枚。微妙に中途半端な数だ。でも,聴いて楽しむには,これくらいがちょうどいいのかも知れない。中山康樹が言うように,枚数と聞く時間は反比例するもんで,「あ,こんなん持ってたなぁ」とかいうアルバムが何枚もあったから。おかげで,またCDを聴く楽しみが増えた。
◆以前はこれより100枚以上多かったけれど,好みに合わないので売り払った。その中には,例えばチャールズ・ミンガスの『直立猿人』だとかジョン・コルトレーンの『至上の愛』だとかエリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』なんてどんなガイドにも載っている超名盤って奴もある。名盤という奴は持っていれば安心ってところもあるけれど,何回聴いても楽しくないものは仕方がない。売った金で新しい楽しみを探した方がいい。もっとも早まって売り払うと,後で買い直しなんてことにもなるので,最低1年は手元に置いて聞いてから判断した方がいい。
◆全体的にバランスの取れたコレクションだとは思うけれど,他人から見たら偏ってるんだろうなぁ。でも,それがジャズ・ファンの楽しみってところなのだろう。暇を見つけてリストを作ってみようと思っている。