教室が、ひとりになるまで

妻子が帰省したので、やっと静かな暮らしが訪れた。あのガミガミ言う非論理的な声が聞こえないだけで、なんと安らげることだろう。数日とはいえ、実に貴重だ。 浅倉秋成『教室が、ひとりになるまで』は、犯人の動機に、いたく共感してしまった。作者は私より…

犬神館の殺人

なんやかんやと雑用を押しつけられて、ほぼ一日潰された。もったいなさすぎて涙が出る。なんと一週間後には出勤ではないか。休みの時間の経つのは速すぎる。 月原渉『犬神館の殺人』は、なんだか読みにくい本だった。文章が良くないのか、主役の口調にもなじ…

そして誰も死ななかった

忘年会の翌日はしんどい。一次会で帰ってきたとはいえ、それなりに飲んでるし、いろいろ計算して立ち回らなきゃならんしで、かなり疲れるからな。 白井智之『そして誰も死ななかった』は例によってグロでゲロだが、不快感はかなりマシ。ただ、謎解き部分は退…

いけない

『決してマネしないでください。』が終わった。今期見ていたドラマの中で、一番最初に終わってしまった。馬場ふみかのビミョーな顔(ぶっちゃけ可愛いんだか可愛くないんだか分からない)が気になって、あんまり入り込めなかったが、ゾンビちゃん(中の人で…

「%」が分からない大学生

いろいろダルくって、何もする気が起きない。 芳沢光雄『「%」が分からない大学生』の言ってることは正しいと思うけれど、じゃあどうすりゃいいってんだという一番大事な問題に答えていない。数学だけ勉強してるわけじゃなし、時間も限られている中で、プロ…

北半球の南十字星

通院日だったので仕事は休み。ついでに散髪してきた。3日間くらいは寒くて震えますよと脅された。なにしろ3か月ぶりでバッサリいくからね。しょっちゅう床屋に行くほど洒落者でも金持ちでもないもんで。 沢村浩輔『北半球の南十字星』は面白く読んだけれど…

紅蓮館の殺人

家内の買い物に付き合って車を出した以外は、静かに暮らす。明日から仕事かと思うと、また気が滅入る。とにかく四六時中、眠くてたまらない。さすがに50歳にもなると、疲れ方、回復の難しさが酷い。少なくとも週休3日をレギュラー化してほしいものだ。 阿…

エコール・ド・パリ殺人事件

今日もバファリンと共に生きる。こないだコケて壊したメガネを作るのに、父親をメガネ屋に連れて行く。メガネ屋くらい一人で行けよと思うのだが、ああいう買い物というのをしたことないから、ついていかないとヤバい。新しいメガネには度を入れてもらわない…

盲剣楼奇譚

休んで、バファリン飲んで、一日ボーっとしていたが、頭痛が治まっただけで、気鬱は少しもマシにならぬ。 島田荘司『盲剣楼奇譚』。何の驚きもない思いつき程度のトリックに吉敷を出した超短編と、ただの時代小説を、何の工夫もなく、ただくっつけただけの、…

アロワナを愛した容疑者

どんよりした気分から抜けられない日曜日。何かこう、気晴らしとかなんとかいう小手先の話じゃない気がする。根本的な何かをどうにかしないと、どうにもならん気がするんだが、何をどうすべきなのかサッパリ分からんので、どうしようもない。 大倉崇裕『アロ…

レオナルドの沈黙

せっかくの休日なのに、何をする気も起らず、何かしてみても楽しくなく、これって鬱病の再発じゃないのかなぁと落ち込む。 飛鳥部勝則『レオナルドの沈黙』は面白く読んだ。事件自体はしょーもないんだが、仕掛け自体は良く出来ていると思う。好みの終り方で…

ヒルダよ眠れ

せっかくの休みだったのだが、朝から親父がどえらい怪我をしてくれて、病院に付き添ったりで夕方まで潰れた。運命は何故私をそっとしておいてくれないのだろう。 「俺はな、うっとうしいやっかい事に、頭のてっぺんから爪先までまとわりつかれた運のない男な…

法月綸太郎の消息

今出川智恵光院の古本市場が移転するらしい。キレイだし駐車場も広くて行きやすい店だったんだが、実に残念なことである。移転前でセールでもやってるかと思ったが、そんなケチな当ては外れた。 『法月綸太郎の消息』を読んだが、この人は自分が職業作家であ…

流れ舟は帰らず

自主的三連休最終日も、特に何もすることはなく、ゴロゴロして過ごす。来週も三連休、その次の週も自主的三連休予定。もう週に5日も働けんわ。 『流れ舟は帰らず (木枯し紋次郎ミステリ傑作選)』は、創元が出してるんだし、ミステリ傑作選と銘打ってるしと…

大瀧詠一 Writing & Talking

どうにも体を動かすのが億劫になっちまって(って昔からだが)、一日中ゴロゴロしてたのだった。こうして休日は無駄に過ぎていくのだな。 『大瀧詠一Writing & Talking』をパラパラ読んでいたのだが、どうも理屈っぽいのと、ギャグがつまらんのとで、あんま…

日本懐かしアニソン大全

流石の時代祭も即位礼正殿の儀には勝てず、今日に日延べになったのである。まぁ、そんなことは私にとってはドーデモイイことで、ふらりと散歩に出たら、二条駅の辺りにハロウィンの仮装をした奴らがうじゃうじゃいて、何が何だか分からん状況になっている。…

オイディプスの刃

随分昔から読みたいなぁとは思っていた赤江瀑『オイディプスの刃』が、ようやく復刊されたので読んでみた。登場人物全員の行動すべてに、ことごとく首を傾げざるを得ない、なんて言うか、よく分からん話だった。あの人たちは揃いも揃って、何であんな行動を…

新仮面ライダーSPIRITS 23

ついこの間22巻が出たところだと思ったが。3か月分収録で、これだけしか話が進まないとは何事か。しかも、まだ終わりが見えぬ。あと何巻というところまで押し迫ってないらしい。いつまでだらだら続けるんだろう。

慟哭は聴こえない

丸山正樹『慟哭は聴こえない』は、京都新聞でミステリとして紹介されてたんで、あの大傑作、友井羊の『スイーツレシピで謎解きを』みたいな話かなぁと思って読んだら、随分重い話で参った。て言うか、これはミステリなのかね? ミステリっぽい話もあるにはあ…

警視庁いきもの係

シリーズ一気読み。フジテレビが薄役に橋本環奈をキャスティングできたのは奇跡的だったのだなぁと思う。私は橋本環奈を可愛いとは思えない派なのだが、須藤やら石松やら日塔やらに比べれば、原作イメージにかなり近いと言っていいだろう(もっとも、橋本環…

うしろから歩いてくる微笑

樋口有介『うしろから歩いてくる微笑』。いつもの樋口節を堪能。好みの世界にどっぷり浸かる。前作『少女の時間』のキャラが引き続き登場、完全な続編になっている(事件は全く別だけど)のにビックリ。レギュラーだった冴子がいなくなったから、世界をリセ…

福家警部補

大倉崇裕の福家警部補シリーズを一気読み。もうコロンボ以外の何物でもなくて、福家の台詞が小池朝雄の声で脳内再生されるのが辛い。しかし、檀れいをキャスティングした奴はどういう思考回路だったんだろうか。檀れいって背も低くなきゃ童顔でもない(むし…

沈黙のパレード

朝早く目が覚めてしまって、ついテレビを点けたら『健康カプセル! ゲンキの時間』という番組で、男性の更年期障害を扱ってたんだが、全部私に当て嵌まっちゃって一層どんよりした気分に。日曜の朝っぱらから、こんなもん見せるんじゃねえよ。このままじゃ鬱…

まるごと一冊 寺島靖国

疲れが溜まっているのに、やっぱり、あんまり寝られない。寝るのにも体力がいるんだなぁと痛感する。風があったので、久しぶりにエアコンなしで過ごせたが、どうすれば気力充実できるんだろうか。どんよりした体調でドラマやなんかの録画を消化。その後は、…

辛口! JAZZ名盤1001

高校野球のせいで、今週も仮面にライダーを見られない。ツイッターでネタバレがいっぱい上がって来るし、実に何とも腹立たしい。野球なんか、夜のスポーツニュースで見りゃいいじゃねえか。 寺島靖国『辛口! JAZZ名盤1001』を久しぶりに読んだが、やっぱり、…

藝人春秋

昨夜は、さすがに倒れこむように寝た。そりゃあ疲れてたもの。50歳にもなって、徹夜なんてできるもんじゃあない。しかし、目覚めはそれなりに早く、ここでも歳を感じる。 朝から図書館へ行く。水道橋博士の『藝人春秋』シリーズを、借りて帰るほどでもないか…

探偵は教室にいない

台風が近づいておる。警報は、どのタイミングで出るのであろうか。明日は定時でいったん帰って、木曜(絶対一泊になる)に備えたいのだが。 川澄浩平『探偵は教室にいない』は、すいすい読みやすく、楽しんだのだけれど、少し地味すぎやしないか。それと、各…

焼跡の二十面相

三連休など、あっという間に過ぎてしまう。心身ともに休めたかというと、いささか心もとない。こんなに暑いと体力の消耗も激しく、やっとこさ生きてるって感じなのに、休息を得て来週からのための英気を養うなんざ夢のまた夢。台風10号で、水曜と木曜は帰宅…

名探偵誕生

最高気温38.6度。今年最高を更新したうえ、全国で一番暑かったらしい。昼間っからアルコール摂取して冷房利かせて寝ようと思ってたんだが、バカ息子が宿題をサボっていたらしく、家内にギャンギャン怒られている。あぁ鬱陶しい。結局、私の監視下で宿題させ…

戒名探偵 卒塔婆くん

高殿円『戒名探偵 卒塔婆くん』。かつて、これほどに罰当たりでキャッチーなタイトルがあっただろうか。素晴らしすぎる。中身もどれだけぶっ飛んでるだろうと思ったら、意外に普通。特に第4話は社会派すぎてビックリ。なかなか楽しい本でした。