華麗なる追跡

志穂美悦ちゃん主演『華麗なる追跡』1975年作品。監督は鈴木則文。華麗なるカーレーサー悦ちゃんの裏の顔は秘密諜報員。探し求めた父の仇の情報が入ったので、ギャンブラーやらお茶汲み婆さんなどに変装しながら調査を続けるが、親友の裏切りにあって、協力者だった兄妹は惨殺されてしまう。怒りに燃える悦ちゃんの逆転なるか!?

悦ちゃんが七変化で大活躍、要は多羅尾伴内をやらせたかったのだが、結局、『女必殺拳』シリーズになってしまった華麗なる失敗作。途中、マッハ文朱も出てきて、アクションはもちろん、悦ちゃんよりはるかに上手い歌も披露する(さすがスタ誕出身)が、見事にフェードアウトしてしまい、ストーリー上はいなくても構わない扱い。協力者の兄妹の扱いも惨すぎて、ちょっと目も当てられない。父の仇なんて設定はやめて、七変化の悦ちゃんが、調査の途中で知り合ったマッハ文朱とコンビを組んで、甲賀幻妖斎や鉄の爪をやっつける明朗アクションに徹すれば良かったのに。七変化も、お茶汲み婆とか、せむし婆とか、せっかくの美人が台無しのじゃなく、もっとゴージャスなのが見たかったなぁ。実にもったいない。

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私は二歳

市川崑の1962年作品、『私は二歳』。これをビデオ1観月橋店で発見した時の嬉しさよ。ずっと見たかったのであるよ。なんと原作は育児書だ。赤ん坊が生まれてから2歳の誕生日を迎えるまでを、その両親やら、伯母(京塚昌子!)やら祖母(浦辺粂子!)やら近所のおばちゃん(岸田今日子!)やらの動きを交えて描写。専業主婦一人での育児の大変さやら、同居する姑との育児に対する意識の違いやら、男の役立たずっぷりやら、とにかく育児に関する社会的問題がてんこ盛り過ぎて、ちょいと理屈っぽ過ぎやしないかという気もしないではない。市川崑独特の映像美もあんまり感じられず、映画としては、いささか物足りない。ただ、男の育休取得が話題になる少子化まっしぐらの今日この頃、一見の価値はあると思う。

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太陽が丘

朝から太陽が丘へ。久しぶりに行ったが、サッカーだの野球だの、競技しに来てる客以外、ほとんどいない。寒いからか、新型コロナにおびえて外出していないのか。家族連れなんか全然おらず、爺がジョギングしてるだけ。なんて不健康な景色だろう。

帰りにビデオ1に寄るが、息子を車に待たせていたので、じっくり探す間もなく店を後に。次回の楽しみにとっておこう。そのあと、天下一品で昼飯。まめどんをゲットした。これ欲しかったのよね。丼とレンゲはセットだと思ってたら別だった。レンゲだけ欲しがる人っているのだろうか。

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人間ドック

年に一度の人間ドック。身長変わらず、体重が減って、腹囲が増えた。ということは、筋肉が落ちて脂肪に取って代わられたということだな。やっぱり運動しなきゃダメなの? でも、運動ったってさ、仕事から帰ってきたら疲れてて、早く寝たいんだけどな。長生きしたいわけじゃないけれど、うだうだ生きてるのも嫌だから、アッサリポックリ逝く薬を出してくれないかな。

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女必殺五段拳

1976年作品、『女必殺五段拳』西陣の織物問屋の娘、志穂美悦子は空手の達人(なんや、その設定)。妹分のミッチー・ラブジャッカー電撃隊のハートクイーン)の兄貴が麻薬密売組織に(自業自得で)ぶち殺され、復讐に失敗したミッチーも拉致されてブチ切れた悦ちゃんは、組織の隠れ蓑である映画撮影所に殴り込む!

というわけで、悦ちゃんの空手映画なわけだが、振袖を着て京都弁をしゃべる冒頭シーンがやたら可愛い以外は、話がタラタラしていて面白味がない。ラスト、撮影所で大暴れの悦ちゃんを助けに来た麻薬取締官渡瀬恒彦が、悪党の日本刀を奪って、斬って斬って斬りまくる超絶違法捜査に大笑いしていると、あまりに唐突なエンディングに呆然唖然。まぁ、東映だよなぁ、って感じではあるが、いささか残念な出来ではある。

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言わんこっちゃない

あらかじめ指摘したにもかかわらず、まったく聞き入れることなく、て言うか、指摘の意図も理解せぬまま、会議に臨んだものだから、案の定サンドバック状態になったバカどもがいて、終わってから「どうしよう」と相談に来やがった。「だから言ったじゃねぇか」以外の言葉が見つからない。バカなんだから、黙って言うことを聞いておけばいいものを。もう知らん。

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