皇帝と拳銃と

ず~っと体が重くて眠くて眠くて仕方ない。ボロボロ度合いが酷すぎる。

倉知淳『皇帝と拳銃と』は端正な出来。まぁ、地味ではあるが。死神みたいな刑事というのは、キャラ立ちという点から言うとイマイチかなぁ。でも、倒叙モノの神髄は「いつから疑ってた?」から後にあると思うので、そこで楽しませてくれれば、キャラ立ちなんか二の次でいいのだ。

カールじいさんの空飛ぶ家

飯塚昭三主演ってなかなかないと思うから、それなりに楽しみにしていたのだけれど、なんとも暗い話だった。最初の20分ほどで、気分はどん底に叩き落される。あとは、クソガキにムカつくだけの映画。あのバカで足手まといのガキが実に不愉快で、もうちょっとナントカならんかったのかと思う。脚本が良くないな、これは。

かがみの孤城

かがみの孤城』を見た。オトナ帝国の原監督作品なんだねぇ。面白く見たには見たが、ミステリー的な部分での驚きはない。お話は全部読めてしまう程度のもの。まぁ、そこはメインじゃないからいいんだけど、城のルール設定が何のためのものなのかが全然分からない。17時を過ぎても城に居残っていたら、狼に食われるというルールは何のために存在するのか。ラスト、城での記憶を保持したままの人間が二人いるのは何故なのか。これはストーリーの根幹にかかわる部分だと思うから、ちゃんと説明しなきゃいかんのではないか。ここにモヤモヤしてしまったので、手放しで褒められない。それと、最近のアニメはキャラデザインがみんな同じに見えるんだが、何なんだろうか。

湯殿山麓呪い村

湯殿山麓呪い村』は実に酷い映画。昔々、テレビで予告編を見たことはあったんだが、こんなクソ映画だとは思わなかった。褒める点が何一つないって凄すぎる。登場人物が全員クソで、感情移入先がない。役者にも全然見せ場がない。事件は起きるけれど、映画を通して解決すべき謎として提示されていない。解決しようとして動いている奴がいない(主人公が真相に気付くけど、探偵していたわけじゃないし、刑事は端役でしかない)。て言うか、そもそもミステリーとして作られている気がしない。監督も脚本家もアホばっかりだったんじゃないか。原作はマトモなんだろうか。